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あおぞら赤ちゃん子どもクリニックのブログ

MRワクチンについて

こんばんは。
朝からなんとなく気持ちがぼんやりしている、院長岡田です。

前回までのブログでもお知らせしたとおり、末娘が先週土曜日で幼稚園を卒園しました。
卒園式には出られなかった僕は土曜日の診療後に、途中参加で謝恩会に出席しました。
でも他の都合のためにこれも30分ほどで途中で帰ってしまいました。
7年間通った幼稚園が終わった安堵感と、それ以上に寂しさというかなんというか空虚感というか…
なんだかぽっかり穴が開いてしまった感じがしています。

そんなことも言っていられないのが、最近話題になっているはしか(麻疹)の発生ですよね。
皆さんとても気になっていると思います。
基本的に高齢の方は、おそらく小さいときにすでにかかっていると思います。
問題になるのは1歳未満の赤ちゃんと、40代くらいの、どちらもワクチンが打てていない年齢の人たちだと思います。
赤ちゃんについては生後6か月以上であれば、任意接種の形でワクチンを打つことができます。
ただ、1歳のお誕生日を過ぎてから、定期接種(MR1期)として再度打つ必要があります。
大人の方については、ちゃんと抗体がついているかどうかをまず血液検査をして確認したうえで、
抗体がついていなければ接種をするのが正しい手順かと思います。

MRワクチンについては、供給しているメーカーが2社ありますが、
そのうちの1社のワクチンに不具合がわかったため、数か月ほど前からそもそものワクチン量自体が少なくなっていました。
そこにこの騒ぎ。
しかも年度末で小学校に入る前に打たなければいけないのに打っていなかった子たちの駆け込みなども重なり、
ワクチンがあっという間に足りなくなってしまいました。

そのため、当院ではMRワクチンについてはネット予約を中止させていただきます。
今後は電話または直接受付で順番待ちの予約をしていただきます。
ワクチンが入荷でき次第、順番にご連絡していきます。
なので、すでに予約が入っている方以外は、今すぐ打てない可能性が高い、と思ってください。
ご理解ご協力の程、よろしくお願いいたします。

ワクチン打ち漏れありませんか?

こんにちは。
末娘の幼稚園卒園を控えてそわそわしている、院長岡田です。

最近診察をしているときに、
「先生のブログ読んでます!」
と言ってくださる親御さんがいらっしゃり、とてもうれしいです。
正直、誰も読んでくれてなかったらどうしよう…
という不安の中で書いていました。
読んでくださる方がいらっしゃるとわかると、励みになります。
ありがとうございます。

娘の幼稚園は今週土曜日が卒園式です。
当院が水曜日が休診日なのは、娘たちの幼稚園が水曜日のみ午前保育のためです。
娘たちを朝幼稚園に送っていき、お昼に幼稚園に迎えに行き、園庭でお昼を食べて遊び、そのあと習い事についていく。
というのが水曜日の過ごし方でした。
長女の入園以来、7年間続いてきた水曜日の過ごし方も、明日が最後になります。
長かったような、あっという間のような…
寂しい気持ちが強いですね。
今朝の末娘の幼稚園の制服姿に、ちょっとウルウルしてしまいました。

さあ、3月も半ばに入ってきました。
先日のブログでも書きましたが、インフルB型、溶連菌が多いですね。
検査キットが相変わらず何かしら常に足りない状況が続いていますので、ご希望に添えないこともあるかもしれませんが、ご了承ください。

私の末娘と同じように4月で小学校入学のお子様、MRワクチンは打ち終わっていますか?
もしまだの方は急いで打ちましょう。
小児科医としては、おたふくの2回目接種も同時にすることをお勧めしています。
できればこのタイミングで、百日咳のことを考えて3種混合・ポリオのことを考えて不活化ポリオの接種を任意で受けることも、
小児科学会からは推奨されています。
この2種類のワクチンについては、常にクリニックに在庫があるわけではないので、ウェブで予約するのではなく事前にお問い合わせください。

4月からはワクチンの内容に変更があります。
まず、4種混合とヒブが一緒になった5種混合というワクチンができます。
また、肺炎球菌について、今は13価という中身が13種類入っているワクチン(プレベナー)というものしかありませんが、
15価という中身が15種類入っているワクチン(バクニュバンス)というワクチンができます。
今後徐々に新しいワクチンへの切り替えが行われていくことになるとは思いますが、
現状ではどちらも基本的には今まで打ってきたワクチンを打っていくことになります。
まずは生後2か月でワクチンデビューする赤ちゃんから新しいワクチンに切り替えていくことになると思います。
新しいワクチンを打つために先延ばしにする、ということはしないで、
今打てるワクチンをやれるときに早めに打っていきましょうね。

花粉症対策万全ですか?

こんにちは。
3月になり、なんだかちょぴりさみしい気分になっている、3人の娘の父・47歳院長岡田です。

3月ですねー
冬から春に季節が変わっていき、朝は早くから明るくなり、夕方は少しずつ日が長くなっていくうれしい季節ですよね。
同時に生活変化、新たな出会いと別れを経験する季節でもあります。
我が家は3人娘がおりますが、末娘が今月で幼稚園を卒園します。
長女から連続7年間、幼稚園にはお世話になりました。
ついこの間、長女が入園式でまだブカブカの制服を着て年少さんになったばかりだと思っていたら、
その時にはまだ妻のおなかの中にいた末っ子がもう小学生になるんだ、という時の流れの速さに、ちょっとセンチメンタルな気分になってます。
子供たちは成長したけど、オトナはどうだ!?
と考えると、たぶん、いや絶対に太ったし、白髪は増えたし、老眼は始まったし、あちこち痛いところが増えてきたし…
成長しているというか、よいオジサンになっただけな気がします…

昨夕からの雨が上がり、日が差してきましたね。
気持ちよく外に出たいところですが、花粉が恐ろしい…と感じてしまいます。
本格的な花粉症のシーズンになりましたね。
僕は慢性鼻炎なので、年中アレルギーの薬を飲んでいますが、
この季節は内服薬を増量、点鼻薬と点眼薬も使っています。
それでも外に出ると目はかゆいし、鼻はむずむずするし。
いやですね。

鼻炎の3大症状は、
くしゃみ、鼻水、鼻づまり
です。
くしゃみ、鼻水に対して効果のあるお薬と、
鼻づまりに対して効果のあるお薬があります。
また、特に車を運転される方は飲んでもよい薬が限られてきますので注意が必要です。
妊娠中の方・授乳中の方も飲めるお薬はあります。
また、目のかゆみや肌のかゆみが出ることもあります。
点眼薬は軟膏ももちろんありますので、ご相談ください。

小児科ですからお子様に対してお薬をお出しするのはもちろんですが、
当院はアレルギー科も標榜しておりますので、
お父様・お母様にもお薬お出ししますので、お気軽にお声がけください。
みんなでこの季節を乗り越えていきましょう!

溶連菌も多いですね。

こんにちは、天気と気温の変化で最近頭痛が多い、年男院長の岡田です。

昨日は医師会の仕事もなく、久しぶりに完全オフの1日でした。
それにしても、寒い雨の1日でしたね。雪にならないのが不思議なくらいでした。
朝から空手に通ってる子供の付き添いで2時間道場にいました。
見ているとこっちも体を動かさなければならない気がしてきて、ストレッチしたりしていましたが、
仕事がないと気が抜けるのか、疲れが出てくるのか、はたまた天気のせいなのか、昨日は頭痛に悩まされる1日でもありました。

今週1週間を振り返ると、やはりインフルエンザはB型が主流ですね。時々A型とコロナがいました。
あと、日によってですが、溶連菌がとても多かった印象があります。

溶連菌は、発熱・咽頭痛・吐き気・腹痛・体の発疹といった症状が多く、咳鼻水はあまりないのが特徴です。
年齢的にはそういった症状がある程度自分で表現できる年齢、つまり幼稚園の年中さん以降くらいの年齢のお子さんに多いです。
発熱については、高い熱が出たけど1日で下がるパターンと、37.5度くらいの微熱がだらだらと続くパターンが見られます。
喉を見ると、よく言われるのは「いちご舌」と言われる、舌に赤い点々がいっぱい出てくる症状が出ると溶連菌を心配される方がいらっしゃいますが、
僕の印象としては、むしろ上あごに赤い点々がたくさん見られ、扁桃腺がはれたり、リンパ節がはれているとほぼ間違いないかなと思います。
ところが、最近そういった典型的な症状ではない溶連菌のお子さんをよく見かけます。
溶連菌の場合は、通常ペニシリン系という仲間の抗生剤を10日間飲むことになります。
ちょっと長くて、しかも粉薬の場合量が少し多くて大変ですが、
「溶連菌感染後糸球体腎炎」
という腎臓の病気を防ぐためにも、必ず飲み切る必要があります。

溶連菌は喉の検査、いわゆる抗原検査があります。
ただ、常在菌と言って、悪さをしていないのにたまたまのどにいるだけ、という溶連菌もいます。
そのため、発熱に咳・鼻水症状を伴った1歳前後のお子さんの場合は、抗原検査でたまたまいた常在菌を拾って陽性、という可能性があります。
また、抗原検査だと、陽性になってから1‐2か月くらいの間陽性が続く可能性があります。
そのため、短期間で抗原検査が陽性と出た場合は、咽頭培養という検査をお勧めします。
培養検査は検査会社に依頼して菌がニョコニョコと生えてくるのを確認する検査を行うため、4‐5日ほど時間がかかります。
ですが、抗原検査に比べて圧倒的に正確です。
また、菌が出てきた場合には、どの抗生剤が効果があるか、というところまで調べられるため、
必要以上に強い抗生剤を使ったりすることなく、適切な抗生剤を選択することができます。

インフルエンザB型が多いです

こんにちは、院長岡田です。

新しい予約システムに変わり、10日経ちました。
当初は変更のお知らせが遅かったこともあり、なかなか予約が入りにくい状態でしたが、
徐々に予約も増えてきました。
ログインの必要がないため、使いやすいという声が多いかなと思っています。
予防接種については、選択式にした場合の個数制限などの設定上の問題があり、
以前よりも少し使いにくいかもしれませんが、
不明点があればご連絡いただければ大丈夫です。

さて、前回のブログでコロナもインフルA型、B型も流行っていますよ、
というようなことを書きました。
今週は圧倒的にB型が多かったです。
ですが、A型もコロナも出ていますので、発熱の際にはなるべくどちらもチェックされた方がいいと思います。
インフルエンザの検査は、発熱から半日くらいたっていないとわからないことがあるよ、
という話は聞いたことがあるかと思いますが、
印象として、今年のB型の場合発熱からの時間が1日くらいたってないとわからない、という場合は多々見受けられます。
発熱当日に検査をして陰性だったからといって安心しない方がいいかなと思います。
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